あの世千日この世一日
読み方
あのよ せんにち このよ いちにち意味
あの世で千日かけて行うことでも、この世に生きている間なら一日で成し得る、というたとえ。死後に期待するのではなく、現世にいる今こそ修行や善行に努め、日々を大切にして行動すべきだという教え。由来
仏教の現世観・来世観を背景とすることわざとされる。死後の世界で長く修行するよりも、生きている現世で善行や仏道修行を行うことが重要だ、という考えから生まれた。特定の初出資料や成立した年代は明確ではない。備考
仏教的な教訓を含む表現で、日常会話よりも法話、文章、説話的な文脈で使われることが多い。単に「人生は短い」という意味に限定せず、現世で善行を積むという含みがある。例文
- 住職は、「あの世千日この世一日という。生きている今日のうちに善い行いをしなさい」と諭した。
- 寄付を先延ばしにしていた彼は、あの世千日この世一日という言葉を思い出し、すぐに支援を申し込んだ。
- 祖母は、困っている人を見かけるたびに「あの世千日この世一日だから、今できることをしよう」と言っていた。
- 病気を経験してから、彼女はあの世千日この世一日の思いで、一日一日を悔いなく過ごしている。
- 法話では、あの世千日この世一日を引き、生きている間に徳を積むことの大切さが説かれた。
類義語
- 一寸の光陰軽んずべからず
- 善は急げ
- 一期一会