ことわざ辞典

一時の怒りは百日の悔い

読み方

いっとき の いかり は ひゃくにち の くい

意味

その場の短い怒りに任せて言動すると、後になって長い間後悔することになる、という戒め。腹が立っているときほど感情的に行動せず、いったん落ち着いて考えるべきだという意味で用いる。

由来

正確な出典や成立年代は明確ではない。怒りに任せた行動が長い後悔を招くという教訓を、「一時」と「百日」を対比させて表したことわざとして、日本で古くから用いられてきた。中国の処世訓・教訓的表現との関連を指摘する説もあるが、特定の典拠は定まっていない。

備考

自分や相手の感情的な言動を諫める際に使う。「百日」は厳密な日数ではなく、後悔が長く続くことのたとえ。「一時」は通常「いっとき」と読む。

例文

  • 一時の怒りは百日の悔いと言うから、腹が立ってもすぐに返信メールを送らないほうがいい。
  • 彼は口論の勢いで友人を傷つけたが、一時の怒りは百日の悔いだと後から深く反省した。
  • 退職すると上司に言い返したくなったが、一時の怒りは百日の悔いだと思い、まず一晩考えることにした。
  • 子どもを叱るときも、一時の怒りは百日の悔いにならないよう、感情ではなく事実を伝えるようにしている。
  • 大事な交渉の場で怒鳴ってしまえば関係を失う。一時の怒りは百日の悔いになりかねない。

類義語

対義語