一里行けば一里の風
読み方
いちり ゆけば いちり の かぜ意味
少し場所を移動しただけでも、土地ごとに風の具合が違うように、習慣・気風・言葉・事情などは地域や環境によって異なるというたとえ。よその土地では、その土地のやり方や考え方を理解し、合わせることが大切だという含みで使われる。由来
「里」は古い距離の単位で、江戸時代以降はおよそ約3.9キロメートルを指した。「一里進めば風も変わる」という旅の実感を、土地ごとの人情や習慣の違いにたとえた表現である。成立した正確な年代や最初の出典は明確ではないが、古くから伝わる日本のことわざとして用いられている。備考
地域差だけでなく、会社・学校・国など、環境が変われば事情や慣習も変わるという意味で広く使える。「一里行けば一里の風、百里行けば百里の風」と続けていうこともある。例文
- 転勤先では仕事の進め方も人間関係の距離感も違う。一里行けば一里の風というから、まずは職場の慣習をよく観察しよう。
- 同じ県内でも祭りのやり方は町ごとに異なる。一里行けば一里の風とは、まさにこのことだ。
- 海外支店との会議では、日本の常識をそのまま当てはめないようにしている。一里行けば一里の風だからだ。
類義語
- 所変われば品変わる
- 郷に入っては郷に従え
- 百里行けば百里の風