上に政策あれば下に対策あり
読み方
うえ に せいさく あれば した に たいさく あり意味
政府や組織の上層部が新しい政策・規則を作ると、下の立場にいる人々は、それを免れたり都合よく利用したりするための対抗策や抜け道を考え出す、という意味。上からの統制と下からの対応が繰り返される状況をいう。由来
中国で広く使われる現代のことば「上有政策,下有対策(上に政策あれば、下に対策あり)」に由来する。政策を出す側と、それに対応・対抗する側との関係を表した表現である。中国での正確な成立年は不明だが、近現代に広まった言い回しとされ、日本語でもこの形でことわざとして定着した。備考
必ずしも違法行為だけを指すわけではないが、規則の抜け道を探すという批判的・皮肉なニュアンスを伴いやすい。政策、会社の規則、学校の決まりなどについて用いる。例文
- 残業規制を厳しくしても、上に政策あれば下に対策ありで、会社は別の名目で仕事をさせるかもしれない。
- 新しい入場制限が設けられたが、上に政策あれば下に対策ありで、利用者はすぐに別の方法を見つけた。
- 監査のルールを増やすだけでは不十分だ。上に政策あれば下に対策ありというように、現場では抜け道が考えられることがある。
類義語
- いたちごっこ
- 規制と抜け道の追いかけっこ
対義語
- 上意下達
- 法令遵守