上梁正しからざれば下梁歪む
読み方
じょうりょう ただしからざれば かりょう ゆがむ意味
組織や集団で上に立つ者の行いや態度が正しくなければ、その影響を受けて部下や下位の者の行いも乱れ、組織全体が悪くなるというたとえ。指導者・親・先輩などが手本を示す重要性をいう。由来
中国の思想書『荀子』の「君道篇」に見られる、上位者の乱れが下位者に及ぶという思想に由来するとされる。原形は中国のことわざ「上梁不正下梁歪」で、日本では漢文を訓読した「上梁正しからざれば下梁歪む」の形で用いられる。『荀子』は戦国時代末期、紀元前3世紀ごろに成立した。備考
「上梁」は建物の上部を支える梁、「下梁」はその下の梁を指す。古風な否定表現「正しからざれば(正しくなければ)」を含む、漢文訓読調のことわざである。例文
- 経営者が規則を守らないのに社員だけに遵守を求めても説得力がない。上梁正しからざれば下梁歪む、ということだ。
- 子どもに礼儀を教えるなら、まず親自身が挨拶をするべきだ。上梁正しからざれば下梁歪むと言うからである。
- 管理職の不正を放置すれば職場の規律も崩れる。まさに上梁正しからざれば下梁歪むだ。
類義語
- 魚は頭から腐る
- 上の行い下に倣う
- 上梁不正下梁歪