上水清ければ下水濁らず
読み方
じょうすい きよければ かすい にごらず意味
上流の水が澄んでいれば下流の水も濁らない、という意味から、上に立つ人が清廉で正しい行いをすれば、部下や民衆もそれにならって正しくなるというたとえ。組織や社会では、指導者の姿勢が下の人々に大きく影響することをいう。由来
中国の古典『孔子家語(こうしけご)』の「入官篇」にある「上水清而下水清、上水濁而下水濁」という趣旨の言葉に基づくとされる。『孔子家語』は孔子の言行を伝える書で、現存する形はおおむね3世紀ごろ(魏晋期)に成立したと考えられているが、成立事情には諸説ある。備考
ここでの「上水・下水」は、現代の水道・下水道ではなく、川の上流・下流の水を指す。主に政治、組織運営、教育などで、指導者の模範的な行動を説く際に用いる。例文
- 社長自身が経費を私的に使わず規則を守っているので、まさに上水清ければ下水濁らずだ。
- 管理職が部下の失敗を隠そうとすれば職場の風紀も乱れる。上水清ければ下水濁らずという意識が必要だ。
- 教師が時間を守り、誠実に生徒と向き合うことは、上水清ければ下水濁らずの実践といえる。
類義語
対義語
- 上梁不正下梁歪
- 上が濁れば下も濁る