人が好いと馬鹿を見る
読み方
ひとが いいと ばかを みる意味
人を疑わず、頼まれると断れないほど気立てがよい人は、悪意のある人などに利用されて、損をしたり不利益を受けたりしやすいという意味。ここでの「馬鹿を見る」は、愚か者扱いされるというより、損な役回りを引き受けてひどい目に遭うことをいう。由来
特定の作者・典拠や成立した正確な年代は明らかではない。古くから口伝えで用いられてきた教訓的なことわざで、「人が好い(人を信じやすく、気立てがよい)」人は世間で損をしがちだという生活上の観察から生まれた表現と考えられる。備考
善良さそのものを否定する言葉ではなく、無警戒に他人を信用しすぎることへの戒めとして使う。相手の人柄を批判する響きもあるため、直接本人に言う際は配慮が必要。例文
- 彼は頼み事をされると何でも引き受ける。人が好いと馬鹿を見るというから、無理な依頼は断ったほうがいい。
- 契約内容を確認せずに相手の言葉を信じてしまい、損をした。人が好いと馬鹿を見るとはこのことだ。
- 人を思いやるのは大切だが、人が好いと馬鹿を見ることもあるので、相手の事情はよく確かめよう。
類義語
- 正直者が馬鹿を見る
- お人好しは損をする
- 人が好いのは損のもと
対義語
- 憎まれっ子世にはばかる
- 悪賢い者が得をする