ことわざ辞典

人の花は赤い

読み方

ひとの はな は あかい

意味

他人の持ち物や境遇は、実際以上によく見え、うらやましく感じられるものだという意味。自分のものには慣れて欠点が目につきやすい一方、人のものは美点ばかりが目立つ心理を表す。

由来

正確な成立時期は不明。江戸時代以前からの生活感覚に基づく俗諺と考えられる。「花」は美しく目を引くものの象徴で、他人の花ほど鮮やかな赤に見えるという比喩から、他人のものをうらやむ心を表した。

備考

「隣の花は赤い」「隣の芝生は青い」と同義。やや古風で、会話では「隣の芝生は青い」のほうが一般的に使われやすい。

例文

  • 友人の仕事が楽そうに見えるけれど、人の花は赤いで、実際には苦労も多いはずだ。
  • 隣の家の庭ばかり立派に見えるなんて、人の花は赤いというものだよ。
  • SNSで見る他人の生活をうらやんでばかりいると、人の花は赤い状態になってしまう。
  • 転職した同僚が楽しそうに見えるが、人の花は赤いで、見えない悩みもあるだろう。
  • 妹の持ち物を欲しがる息子に、人の花は赤いだけで自分の物にも良さがあると教えた。

類義語

対義語