人を用いて疑わず、疑いて用いず
読み方
ひと を もちいて うたがわず、 うたがいて もちいず意味
人に仕事や役目を任せて用いると決めたなら、その人を疑ってはならない。反対に、信用できないと疑う人は初めから用いるべきではない、という意味。人材登用では、任せる前に見極め、任せた後は信頼することの大切さを説く言葉。由来
中国・唐代(7世紀)の太宗の言行をまとめた『貞観政要(じょうがんせいよう)』に由来するとされる。太宗が人材を登用する際の心得として述べた考えが、日本で「人を用いて疑わず、疑いて用いず」という形で広く知られるようになった。備考
主に組織運営や人材登用について用いる。無条件に信用せよという意味ではなく、任せる前に適性や信頼性を十分に見極めることが前提とされる。例文
- 新しいプロジェクトの責任者に彼を選んだ以上、人を用いて疑わず、疑いて用いずの姿勢で権限を委ねよう。
- 社長は、人を用いて疑わず、疑いて用いずだと言い、部下の判断を必要以上に細かく監視しなかった。
- 採用前の面接では慎重に見極めるべきだが、採用後は人を用いて疑わず、疑いて用いずの精神で育成することも必要だ。
類義語
- 疑人不用・用人不疑
- 任人不疑
- 任せて疑わず
対義語
- 人を見たら泥棒と思え
- 疑ってかかる
- 疑心暗鬼