仏を拝むより親を拝め
読み方
ほとけを おがむより おやを おがめ意味
仏に祈って信仰心を示すことよりも、まず自分を産み育て、日々世話をしてくれた親を大切にし、孝行すべきだという教え。身近な恩人への感謝と敬意を忘れてはならない、という意味である。由来
成立した正確な年代・出典は不明である。仏教の影響を受けた社会で、仏を敬う信仰と、儒教的な孝(親を敬い尽くすこと)の考え方が結び付き、親への報恩を説くことわざとして広まったと考えられる。備考
「拝め」は命令形だが、実際には親孝行の大切さを説く教訓として用いる。親子関係が必ずしも良好とは限らない現代では、相手の事情に配慮して使うことが望ましい。例文
- 毎朝お寺で祈るのもよいが、病気の母を放っておいてはならない。仏を拝むより親を拝め、ということだ。
- 父の日には、品物だけでなく感謝の言葉を伝えよう。仏を拝むより親を拝めと言うからね。
- 遠くの有名な寺へ参拝する前に、実家の両親に連絡しなさい。仏を拝むより親を拝めだよ。
類義語
- 孝行のしたい時分に親はなし
- 親孝行に金はいらぬ
- 親の恩は山よりも高く海よりも深し
対義語
- 親不孝
- 親の心子知らず