代官見てから泣け
読み方
だいかん みてから なけ意味
相手の態度・力量や実際の状況をよく確かめる前から、恐れたり悲観したりしてはいけないというたとえ。まず相手の出方や事の成り行きを見定め、それに応じて対処すべきだという意味である。由来
江戸時代(17~19世紀)に、地方行政や年貢の取り立てを担った「代官」を背景として生まれたとされる。代官がどれほど厳しい人物かも分からないうちから、年貢などを恐れて泣くのは早い、という趣旨から、相手や状況を見てから判断せよという意味になった。正確な成立年や初出資料は明確ではない。備考
「泣け」は文字どおり泣くことではなく、恐れる・困る・嘆くことを表す。現代ではやや古風な表現で、権力者や相手の出方を見極める場面で用いる。例文
- 取引先の要求が厳しいと決まったわけではない。代官見てから泣けで、まず担当者の説明を聞こう。
- 新しい上司を怖がるのはまだ早い。代官見てから泣けというように、実際に接してから判断すればよい。
- 処分が重いかどうかは結果を見なければ分からない。代官見てから泣け、今から悲観しても仕方がない。
類義語
- 人を見て法を説け
- 相手を見て物を言え
- 敵を見て矢を矧げ