倹約は商売の元手
読み方
けんやく は しょうばい の もとで意味
無駄な出費をせず、金や物を大切に使って蓄えることは、商売を続けたり発展させたりするための資本になる、という意味。利益を得ることだけでなく、支出を抑える堅実さが商いの基礎であることを説く。由来
正確な初出の文献や成立年は不明である。古くから日本の商人社会で重んじられてきた、無駄を省き資金を蓄えるという生活・商売の心得を表したことわざとされる。江戸時代の商人道にも通じる考え方である。備考
主に商売や家計について、節約の重要性を説く際に用いる。「元手」は本来、事業を始めるための資金を指す。単なる出費の削減ではなく、将来のために資源を有効に使うという含みがある。例文
- 小さな店だからこそ、倹約は商売の元手という気持ちで、不要な経費を見直している。
- 祖父は「倹約は商売の元手だ」と言って、売上が増えてもむやみに設備を買い替えなかった。
- 会社を長く続けるには、倹約は商売の元手という考えで、日々の細かな無駄を減らすことも大切だ。
類義語
- 始末は商売の元手
- 節約は商売の元手
- 入るを量りて出ずるを制す
- 勤倹力行
対義語
- 宵越しの銭は持たない
- 浪費は身を滅ぼす