ことわざ辞典

先手は万手

読み方

せんて は まんて

意味

物事では、相手や周囲よりも先に機会をとらえて行動することが、数多くの手段を講じるよりも有利で効果があるということ。先に主導権を握る大切さをいう。

由来

「先手」は、囲碁・将棋で先に打つ・指す手、また相手より先に仕掛けることをいう語。「万手」は一万もの手、すなわち非常に多くの手段を表す誇張表現で、先に主導権を取る一手は多くの策に勝るという勝負事・駆け引きの考えから生まれた。成立年代は不詳。

備考

やや古風で硬めの表現。囲碁・将棋、交渉、商売、競争など駆け引きの場面に合う。単に急ぐより、機先を制して主導権を握る含みが強い。

例文

  • 新規事業では先手は万手だから、競合より早くサービスを発表することにした。
  • 交渉は先手は万手と言うので、こちらから条件を提示して主導権を握った。
  • 台風対策は先手は万手で、雨が強くなる前に備蓄と避難経路を確認した。
  • 問題が大きくなる前に報告したのは正解だ。まさに先手は万手だった。
  • ライバル校が動く前に有力選手へ声をかけるとは、先手は万手をよく心得ている。

類義語

対義語