利は薄きを尚ぶ
読み方
り は うすき を たっとぶ意味
商売では、一件ごとの利益を大きく取りすぎるよりも、利益を控えめにして客に喜ばれる価格で売るほうがよい、という教え。薄利により客の信頼を得て、販売量や継続的な取引につなげることを重んじる。由来
特定の出典や成立年は明確ではない。古くから伝わる商人の心得を表したことわざで、「尚ぶ」は「尊ぶ・大切にする」という古い言い方である。江戸時代以降に発達した商業社会で、薄利によって顧客との信頼や商売の継続を図る考え方として広まったとされる。備考
主に商売・経営の場面で用いる。薄い利益を無条件に求める意味ではなく、過度な利益を避け、客との信頼や長期的な繁栄を大切にする考え方をいう。例文
- 父は「利は薄きを尚ぶ」を信条に、適正な価格で店を長く続けてきた。
- 短期的に利益率を上げるよりも、利は薄きを尚ぶという姿勢で顧客との信頼を築こう。
- 値上げを最小限に抑える今回の方針には、利は薄きを尚ぶという商いの知恵が表れている。
類義語
対義語
- 暴利をむさぼる
- 利を貪る