利口の損は馬鹿の得
読み方
りこう の そん は ばか の とく意味
利口な人は物事を慎重に考えすぎたり、損得を計算したりするために好機を逃して損をすることがある。一方、あまり考えずに行動する馬鹿な人が、思いがけず利益を得ることがある、という意味。利口さが必ずしも得につながるとは限らないことをいう。由来
明確な出典・成立年代は不明です。近世以降に広まったとされる日本のことわざで、利口な者の慎重さや打算が裏目に出る一方、愚直・無分別な者が偶然に利益を得るという世間観を表しています。備考
「馬鹿」は相手を直接非難する語になり得るため、他人に向けて使う際は注意が必要です。愚かな行動を勧める意味ではなく、慎重さや計算高さが裏目に出る場合を皮肉に表します。例文
- 皆が値下がりを恐れて株を売ったのに、何も考えずに持ち続けた彼だけが利益を得た。まさに利口の損は馬鹿の得だ。
- 慎重な兄は応募をためらっていたが、弟は軽い気持ちで申し込んで採用された。利口の損は馬鹿の得ということもある。
- 細かく条件を比べているうちに限定品が売り切れ、すぐ買った友人が手に入れた。利口の損は馬鹿の得とはこのことだ。
類義語
- 正直者が馬鹿を見る
- 利口は損をする
対義語
- 馬鹿を見る
- 利口は長生き