勝敗は兵家の常
読み方
しょうはい は へいか の つね意味
戦いでは勝つことも負けることも、兵法を用いる者・軍を率いる者にとっては日常的に起こることである、という意味。転じて、競技・勝負・仕事などでの一時的な失敗や敗北を過度に気にする必要はない、という慰めや励ましにも用いる。由来
中国・唐代の歴史書『旧唐書(くとうじょ)』の「裴度伝」に見られる「勝敗は兵家の常」という句に由来する。『旧唐書』は後晋の945年ごろに成立した史書で、唐代の武将・政治家である裴度に関する記述の中で、戦いに勝敗があるのは当然だという趣旨が述べられた。日本では漢文由来のことわざとして定着した。備考
本来は戦争・軍事に関する表現だが、現代ではスポーツ、選挙、ビジネスなどの勝負事にも使う。「兵家」は兵法家・軍を率いる者の意。敗者を励ます言葉として便利な一方、相手の悔しさを軽く扱わない配慮も必要である。例文
- 初戦は負けたが、勝敗は兵家の常だ。次の試合に向けて気持ちを切り替えよう。
- 商談が一つまとまらなかったからといって落ち込むな。勝敗は兵家の常というだろう。
- 選挙で敗れた候補者は、「勝敗は兵家の常です」と述べ、次回への挑戦を誓った。
類義語
- 勝敗は時の運
- 勝ち負けは時の運
- 兵家の常
対義語
- 百戦百勝
- 常勝無敗