及ばぬ鯉の滝登り
読み方
およばぬ こいの たきのぼり意味
自分の力・身分・条件などでは到底かなえられない望みを抱いたり、実現不可能なことをしようとしたりすることのたとえ。とくに、かなわない恋をすることの意味でも用いる。由来
中国には、黄河の急流である「竜門」を登り切った鯉は竜になるという伝説があり、これが「鯉の滝登り」のイメージの背景とされる。そこから、能力や条件の及ばない鯉が滝を登ろうとするように、実現しがたい望みを抱く意味になった。また、「鯉」と「恋」を掛け、かなわない恋の意味にも用いられる。日本でこのことわざがいつ成立したかは明確ではない。備考
「鯉」を「恋」に掛けた表現でもある。やや古風で、相手の望みを無理だと評する響きがあるため、対人場面では慎重に用いる。例文
- 経験も資金もないまま大企業を買収しようとするのは、及ばぬ鯉の滝登りだ。
- 彼女が有名俳優との結婚を夢見るのは自由だが、周囲には及ばぬ鯉の滝登りと思われていた。
- かなわない恋だと分かっていても、彼を思い続ける自分は及ばぬ鯉の滝登りなのかもしれない。
類義語
- 高嶺の花
- 身の程知らず
- 蟷螂の斧
- 及ばぬ恋
対義語
- 身の程を知る
- 分相応をわきまえる
- 足るを知る