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君辱めらるれば臣死す

読み方

きみ はずかしめらるれば しん しす

意味

主君が他者から辱めを受けたなら、家臣は命を懸けてその恥をすすぎ、主君のために尽くすべきだという意味。主従関係における臣下の強い忠義や、主君と運命を共にする覚悟を表す。

由来

中国の歴史書『史記』の「越王勾践世家」に見える「主辱臣死(主辱めらるれば臣死す)」に基づく。司馬遷が紀元前1世紀ごろに編纂した『史記』で、越王勾践に仕える范蠡が、主君の受けた屈辱に対して臣下が死をもって尽くす決意を述べた言葉とされる。日本ではこれを訓読した形で用いられる。

備考

封建的な主従関係と、臣下の絶対的忠義を前提とする古い表現。現代では歴史・文学・比喩的な文脈で使われることが多く、職場などで無条件の献身を求める表現としては注意が必要。

例文

  • 戦国時代を題材にした小説では、「君辱めらるれば臣死す」の覚悟で家臣たちが敵軍に立ち向かう場面が描かれている。
  • 主君への忠節を重んじる武将は、君辱めらるれば臣死すという信念を胸に、名誉を回復するため戦った。
  • 彼はこの言葉を引用し、組織の危機を自分事として引き受ける責任感の大切さを語った。

類義語

このことわざに使われている漢字