和を以て貴しとなす
読み方
わ を もって とうとし と なす意味
人々が互いに争わず、協力し合って調和を保つことを最も大切なものとする、という意味。個人の意見や能力を生かしつつも、集団のまとまりや円満な関係を尊ぶ考え方を表す。由来
飛鳥時代の604年頃、聖徳太子が定めたとされる「十七条憲法」の第一条にある「和を以て貴しと為し、忤ふること無きを宗とせよ」に由来する。『日本書紀』(720年成立)にその文が記されている。備考
単に異論を抑えて従うことではなく、話し合いを通じて協調を実現するという文脈で使われることが多い。聖徳太子や十七条憲法に関する代表的な言葉として知られる。例文
- 会議では意見が対立したが、和を以て貴しとなす精神で、全員が納得できる案を探した。
- 地域の行事を成功させるには、和を以て貴しとなすという姿勢で住民同士が協力することが大切だ。
- 彼は和を以て貴しとなすことを重んじ、対立する部署の間を丁寧に調整した。
類義語
- 和を尊ぶ
- 和を大切にする
- 和をもって尊しとなす
- 協調を重んじる
対義語
- 不和
- 対立
- 反目
- 争いを好む