商いは細く長く
読み方
あきない は ほそく ながく意味
商売は一時的に大きな利益を得ようと無理をするよりも、規模が小さく利益が控えめでも、信用を守って長く続けることが大切だという教え。安定した継続を重視する商売上の心得を表す。由来
特定の作者や典拠、成立年は明らかではない。商人の間で培われた経験則から生まれた商売の格言とされる。「商いは牛の涎(よだれ)」のように、急がず着実に商売を続けるべきだという江戸時代以降の商人文化・商業倫理と共通する考え方を持つ。備考
主に商売や事業について用いる表現。「細く」は規模や利益が控えめなこと、「長く」は継続することをいう。単なる低収益の肯定ではなく、無理を避けて信用と持続性を大切にする姿勢を表す。例文
- 開業直後から利益を急ぐのではなく、「商いは細く長く」を信条に、地域のお客さまとの関係を築いている。
- 売上が少ない月もあるが、商いは細く長くというから、品質を落とさず店を続けよう。
- 父は、一度に大もうけを狙うな、商いは細く長くだと私に言い聞かせた。
類義語
- 商いは牛の涎
- 商売は牛の涎
- 細く長く
対義語
- 太く短く
- 一攫千金