商人の元手は愛嬌
読み方
しょうにん の もとで は あいきょう意味
商人にとって、商売を始めるための大切な資本は金銭だけではなく、客に好感を与える愛想のよさや親しみやすさである、という意味。にこやかで感じよく応対することが、客を集め、商売の成功につながることをいう。由来
江戸時代以降、町人文化と商業が発達するなかで広まったとされることわざ。「元手」は本来、商売を始めるための資金・資本を指すが、商人には愛嬌こそが重要な資本であるという考えを表す。正確な初出年や成立時期は不明。なお、「愛敬」と表記されることもある。備考
主に接客業や商売について用いる。ここでの「愛嬌」は容姿のよさではなく、人を安心させる愛想のよさ・親しみやすさを指す。現代では、商品力や誠実さも同様に重要だという含みで使われることがある。例文
- 品物の質が同じなら、最後は店員の印象で店を選ぶ人も多い。商人の元手は愛嬌というから、笑顔で接客しよう。
- 父は独立して店を開く私に、「商人の元手は愛嬌だ。まずは近所の人に顔を覚えてもらいなさい」と助言した。
- 彼女の店が地域で愛されているのは、商人の元手は愛嬌を実践し、誰にでも気さくに声をかけているからだ。
類義語
- 愛嬌は商売の元手
- 商人は愛敬第一
- 笑顔は商売の宝
対義語
- 無愛想は商売の損
- 愛想も小想も尽き果てる