商売は世の宝
読み方
しょうばい は よ の たから意味
商売は、単に商人が利益を得るためだけのものではなく、人々に必要な品物やサービスを行き渡らせ、社会全体を豊かにする価値ある営みだという意味。公正な取引を通じて、売り手・買い手・社会の皆が利益を得るという考え方を表す。由来
江戸時代中期の石門心学の祖・石田梅岩(1685~1744)の商人観に由来するとされる。梅岩の思想を伝える『都鄙問答(とひもんどう)』(1739年刊)などで説かれた、商売を社会に役立つ尊い仕事とみる考え方が、この言葉として広まった。備考
「世」は世間・社会の意。商売の公共性や倫理性を重んじる言葉として用いられる。近江商人の「三方よし」と通じる考え方だが、同一のことわざではない。例文
- 適正な価格で良い商品を届けることこそ、商売は世の宝という考え方の実践だ。
- 目先の利益だけを追わず、地域に貢献する店づくりをしたい。商売は世の宝だからだ。
- 彼は従業員や取引先を大切にし、「商売は世の宝」を経営理念に掲げている。
類義語
- 三方よし
- 売り手よし、買い手よし、世間よし
- 商いは世のため人のため