嘘つきは世にはばかる
読み方
うそつき は よ に はばかる意味
うそをつく人や不誠実な人ほど、恥じることなく世の中で幅をきかせ、成功しているように見えることがある、という意味。正直で控えめな人が損をしがちな世相を皮肉っていう。必ずしも、うそつきが本当に長く栄えるという断定ではない。由来
正確な初出や成立時期は不明である。江戸時代後期から明治期に広く親しまれた「江戸いろはかるた」の「う」の札として知られ、ことわざとして定着した。「はばかる」は本来「遠慮する・差し控える」の意だが、この句では「世間で幅をきかせる、のさばる」の意味で用いられている。備考
世の中への皮肉や批判を込めて使う表現。「憎まれっ子世にはばかる」と混同されることがあるが、こちらは特に「うそをつく人」を対象にする。相手を直接「嘘つき」と呼ぶ用法は強い非難になり得る。例文
- 不正を重ねた彼が出世しているのを見ると、「嘘つきは世にはばかる」という言葉を思い出す。
- 派手な宣伝で実態を隠す会社が人気を集めており、まさに嘘つきは世にはばかると嘆く人もいる。
- あの発言をそのまま信じてはいけないよ。嘘つきは世にはばかるということもあるから、事実を確かめよう。