四十にして惑わず
読み方
しじゅう にして まどわず意味
四十歳になれば、人生経験や学問を積んで判断力が備わり、物事の道理や自分の進むべき道について迷わなくなる、という意味。孔子が理想とした人生の段階を表す言葉である。由来
中国の古典『論語』の「為政」篇にある孔子の言葉「吾十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず」に由来する。孔子が生きたのは紀元前6~5世紀ごろで、『論語』は孔子の没後、弟子たちによって紀元前5~3世紀ごろに編纂されたとされる。備考
孔子の人生観を示す句で、「不惑(ふわく)」ともいう。現代では四十歳なら必ず迷わないという事実を述べるより、経験を通じて確かな判断力を得るという理想として用いる。例文
- 四十にして惑わずというが、彼は豊富な経験をもとに、迷わず独立を決めた。
- 四十にして惑わずの境地に至るには、年齢を重ねるだけでなく、学び続ける姿勢が必要だ。
- 進路に悩む息子へ、父は「四十にして惑わずと言うが、若いうちは迷って当然だ」と語った。