土用蜆は腹の薬
読み方
どよう しじみ は はら の くすり意味
夏の土用の時期にとれる蜆は、暑さで弱りやすい胃腸や体によい、という意味。蜆が滋養に富み、腹の薬になるほど効くという、季節の食べ物に関する言い伝えである。由来
土用は立春・立夏・立秋・立冬の前約18日間を指すが、特に夏の土用をいうことが多い。夏場の蜆は身がよく育ち、古くから胃腸によい食べ物と考えられたことから生まれた食のことわざとされる。成立した正確な年代・初出は不明だが、近世(江戸時代)以降に広まったと考えられる。備考
主に夏の土用の蜆についていう。医学的な効能を保証する表現ではなく、旬の食材を大切にする生活の知恵として用いられる。蜆は「しじみ」と読む。例文
- 暑さで食欲がないので、祖母は「土用蜆は腹の薬」と言って蜆の味噌汁を作ってくれた。
- 夏の土用には、土用蜆は腹の薬という言い伝えにならい、蜆料理を食卓に出す家もある。
- 疲れた胃をいたわるために、土用蜆は腹の薬だと思って温かい蜆汁を飲んだ。
類義語
- 土用蜆は腹薬