多勢に無勢
読み方
たぜい に ぶぜい意味
人数の多い側に対して、人数の少ない側では対抗するのが難しいこと。主に戦い・競争・議論などで、人数や勢力の差が大きく、少数側が不利である状況をいう。「無勢」は「勢いがない」の意味ではなく、人数が少ないことを表す。由来
「多勢」は人数・味方が多いこと、「無勢」は人数・味方が少ないことを意味する語で、この対比から生まれたことわざである。戦場などで兵力差が勝敗を大きく左右した経験に基づく表現と考えられるが、特定の典拠や正確な成立時期・初出は明確ではない。備考
人数だけでなく、支持者・資金・組織力など、勢力の差が大きい場合にも用いる。「多勢に無勢だから」と、少数側が不利な事情を説明する表現として使われる。例文
- 相手チームは経験者が十人もいるので、初心者三人の私たちでは多勢に無勢だ。
- 会議で一人だけ反対意見を述べても、賛成者が大半を占めていては多勢に無勢だった。
- 兵の数があまりにも違う。正面から戦えば多勢に無勢で、勝ち目は薄い。
類義語
- 衆寡敵せず
- 蟷螂の斧
対義語
- 小よく大を制す
- 少数精鋭