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天知る地知る我知る子知る

読み方

てん しる ち しる われ しる し しる

意味

人に見られていないと思って行う不正や悪事でも、天や地、当事者などには必ず知られているということ。隠し事はいつか明らかになるため、たとえ誰にも見られていなくても不正をしてはならない、という戒め。

由来

中国の歴史書『後漢書』楊震伝に由来する。後漢時代(2世紀初頭)、東萊太守に赴任する楊震に、かつて推挙した王密が夜中に賄賂の金を渡そうとした。王密が「夜なので知る者はいません」と言うと、楊震は「天知る、地知る、我知る、子知る」と戒めて受け取らなかったという故事から生まれた。

備考

「子」は子どもではなく、古い中国語で「あなた」を指す語。賄賂や不正を戒める場面で用いられる故事成語で、「天知る地知る」と省略されることもある。

例文

  • 「夜なら誰にも分からない」と言う取引先に対し、部長は「天知る地知る我知る子知るだ」と言って贈答品を返した。
  • 経費の不正を誘われたが、天知る地知る我知る子知るという言葉を思い出し、きっぱり断った。
  • 監査がなくても、天知る地知る我知る子知るの精神で、日々の会計を正確に処理すべきだ。

類義語

このことわざに使われている漢字