女房と味噌は古いほどよい
読み方
にょうぼう と みそ は ふるい ほど よい意味
妻は長く連れ添うほど互いの性質や事情を理解し、頼りがいのある存在になるということ。また、味噌は熟成させるほど味や香りが深まることをたとえに、時間を重ねたものの価値をいう。現在では、妻を物のように扱う表現だとして注意を要することがある。由来
味噌は熟成期間を経ることで風味が増すという日本の食文化と、夫婦が長く暮らして築く信頼・気心の知れた関係を結び付けたことわざである。成立した正確な年代や初出は明らかではないが、近世(江戸時代)以降の生活感覚を背景に広まったと考えられる。備考
「女房」は本来、妻を指す語。現代では性別役割や妻を所有物のように扱う響きがあるため、日常会話では「長年連れ添った相手はありがたい」などと言い換える配慮が望ましい。例文
- 結婚して三十年、困ったときに一番こちらの気持ちを分かってくれる。女房と味噌は古いほどよい、とはよく言ったものだ。
- 祖父は祖母に感謝して、「女房と味噌は古いほどよいというが、本当にそのとおりだ」と笑った。
- 長年連れ添った配偶者を評価する意味で「女房と味噌は古いほどよい」と言うことがあるが、相手への敬意を忘れないことが大切だ。
類義語
- 古女房は宝
- 女房は家の宝