ことわざ辞典

好いた同士は泣いても連れる

読み方

すいた どうし は ないて も つれる

意味

互いに好き合っている男女は、たとえ周囲に反対されたり、つらい思いをしたりしても、結局は一緒になろうとするものだという意味。恋愛感情や相思相愛の縁は、外から無理に引き離すことが難しいことをいう。

由来

正確な初出年は不明。近世以降の口語で、恋い慕うことを「好く」と言い、相思相愛の者を「好いた同士」と表したことに由来する。「泣いても連れる」は、苦労や悲しみがあっても連れ立つという民間的な言い回しで、江戸時代から明治期にかけての庶民の恋愛・縁談観を背景に広まったと考えられる。

備考

やや古風な言い方で、現代の日常会話では頻度は高くない。主に男女の恋愛・結婚について用い、当人同士の強い結びつきを評する表現。

例文

  • 親は反対していたが、好いた同士は泣いても連れるで、二人はついに結婚した。
  • あれほど周囲が別れろと言っても別れないのだから、好いた同士は泣いても連れるというものだ。
  • 貧しい暮らしになると分かっていても一緒になるなんて、まさに好いた同士は泣いても連れるだね。
  • 会社の転勤で離れ離れになっても、好いた同士は泣いても連れるで、二人は遠距離恋愛を続けた。
  • 昔の人は身分違いの恋を戒めたが、好いた同士は泣いても連れるという例も少なくなかった。

類義語

対義語