始末の木に花が咲く
読み方
しまつ の き に はな が さく意味
日頃から無駄遣いをせず、物やお金を大切に扱って倹約していれば、やがて財産や暮らしの豊かさにつながるというたとえ。「始末」はここでは、物事をきちんと処理することから転じた、無駄を省いて節約するという意味である。由来
成立した正確な年代や出典は明らかではない。近世以降、特に商人の生活感覚の中で用いられてきたとされることわざである。「始末」を倹約・節制の意味で捉え、始末よく暮らすことを、木が育って花を咲かせる姿にたとえた表現。備考
「始末」は「後始末」の意味ではなく、「倹約して無駄なく暮らす」という意味。やや古風な言い回しで、家計・商売・生活の節約を説く場面で用いる。例文
- 祖父は「始末の木に花が咲く」と言って、まだ使える物を簡単には捨てなかった。
- 毎月わずかでも貯金を続けている。始末の木に花が咲くというように、長い目で見れば大きな差になるだろう。
- 店の経営が苦しいときこそ、始末の木に花が咲くの精神で、不要な出費を見直そう。
類義語
- 始末は芸のうち
- 倹約は身を助く
- 塵も積もれば山となる
- 節約は富の源
対義語
- 宵越しの銭は持たぬ
- 湯水のように使う