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家千軒、旅千里

読み方

いえ せんげん、たび せんり

意味

大工・建築職人が一人前になるには、多くの家を建てる実地経験(千軒)と、各地を旅して優れた建物や技法を見聞する経験(千里)が必要だ、という教え。技能は机上の知識だけでは身につかず、豊富な実作と見聞によって磨かれることをいう。

由来

大工・建築職人の修業に関して伝えられてきた職人ことば。「家を千軒建て、千里を旅するほどの経験を積む」という趣旨を、「家千軒、旅千里」と簡潔に表したものとされる。成立した正確な年代や最初の出典は明確ではない。

備考

「千軒」「千里」は厳密な数ではなく、非常に多くの実作・見聞を表す誇張表現。主に大工・建築の修業を語る際に用い、一般的な仕事や技能の習得にも比喩的に使える。

例文

  • 師匠は若い大工に、「家千軒、旅千里だ。現場を重ね、各地の建物を見てこい」と教えた。
  • 古民家の修復を学ぶために全国を巡る彼の姿は、まさに家千軒、旅千里の実践といえる。
  • 設計図を読むだけで満足せず、実際の建築を見て回ることも大切だ。家千軒、旅千里という言葉どおりである。

類義語

このことわざに使われている漢字