富は屋を潤し徳は身を潤す
読み方
とみ は や を うるおし とく は み を うるおす意味
富があると家や暮らしは豊かになるが、徳を積めば人としての品格や人格が磨かれ、自分自身が内面から豊かになる、という意味。財産による豊かさよりも、徳による精神的・人格的な豊かさを重んじる教えである。由来
中国の儒教経典『礼記(らいき)』の「大学」にある「富潤屋、徳潤身(富は屋を潤し、徳は身を潤す)」に由来する。『大学』は戦国時代から前漢期(おおむね紀元前5世紀~紀元前2世紀ごろ)に成立・編纂されたと考えられるが、正確な成立年は不明である。備考
中国由来の漢文調のことわざで、文章語・教訓的な場面で用いられる。「潤す」は、単に金銭的に豊かにするだけでなく、満たし栄えさせる意を含む。例文
- 彼は財産を増やすだけでなく、地域のために尽くしている。富は屋を潤し徳は身を潤すということを実践している人だ。
- 立派な家を建てても、人への思いやりがなければ尊敬は得られない。富は屋を潤し徳は身を潤すと言うように、徳を養うことも大切だ。
- 子どもには、成功して豊かになることと同時に、誠実さを身につけてほしい。富は屋を潤し徳は身を潤すからである。
類義語
- 徳は身を潤す
- 善は身を助く
- 徳は孤ならず必ず隣あり