小を捨てて大に就く
読み方
しょう を すてて だい に つく意味
小さな利益・犠牲・問題などにこだわらず、それらをあえて手放して、より大きな利益や目的を選び取ること。全体として最も重要なものを優先するという意味で用いる。由来
中国の前漢時代(紀元前2世紀)に編まれた思想書『淮南子(えなんじ)』に見られる「小を棄てて大に就く」という表現に由来するとされる。「小」は小さな利益や事柄、「大」は大きな利益や大局を指し、日本では「捨てて」としてことわざ化した。備考
「小」を軽視してよいという意味ではなく、より重要な目的のために優先順位を付けるという表現。個人的な損得だけでなく、政治・経営・交渉など大局的な判断について用いられる。例文
- 予算が限られている以上、小を捨てて大に就く考え方で、主要事業への投資を優先しよう。
- 細かな意見の違いに固執せず、小を捨てて大に就き、チーム全体の目標達成を目指した。
- 古い設備を修理し続けるより、新設備に更新するほうが長期的には得だ。小を捨てて大に就く決断が必要だ。
類義語
- 小異を捨てて大同につく
- 小を捨てて大を取る
- 大局に着目する
対義語
- 大を捨てて小に就く
- 小利を貪る
- 木を見て森を見ず