恋は思案の外
読み方
こい は しあん の ほか意味
恋をすると、人は理性や常識だけでは説明できない行動を取ったり、冷静な判断ができなくなったりするということ。恋愛感情は、前もってよく考えたり計算したりしても、そのとおりには制御できないことをいう。由来
「思案」は、あれこれ考えて判断すること、「外」はその範囲の外を意味する。したがって字義どおりには「恋は熟慮・判断の及ぶ範囲外である」という意味になる。江戸時代の文献にはすでに類似した表現が見られるが、この形の正確な初出・成立年は明確ではない。少なくとも近世(江戸時代)から広く用いられてきたことわざとされる。備考
恋愛で理性や打算を超えた行動をすることを、やや客観的に述べる表現。「思案」は現代語では「考え・工夫」の意味でも使うが、ここでは熟慮・判断の意。例文
- 普段は慎重な彼が、彼女のために急に引っ越しを決めた。まさに恋は思案の外だ。
- 条件だけを並べても、誰を好きになるかは決められない。恋は思案の外というものだ。
- 友人は周囲の反対を聞かずに結婚したが、恋は思案の外だから仕方がないのかもしれない。
- 仕事では冷静な姉が恋愛の相談になると慌てるので、恋は思案の外だと思った。
- 頭ではやめたほうがよいと分かっていても会いたくなる。恋は思案の外とはよく言ったものだ。