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悪の栄えたためしなし

読み方

あく の さかえた ためし なし

意味

悪い行いや不正な方法で一時的に成功したり豊かになったりしても、その繁栄は長続きせず、結局は滅びたり報いを受けたりするという意味。悪事によって得た栄えには、永続する価値や安定がないことをいう。

由来

古くから伝わる日本のことわざで、特定の作者・初出資料や成立年代は明確ではない。「悪事には必ず報いがある」という仏教的な因果応報の考え方とも通じ、近世以降に広く定着した表現と考えられる。

備考

「ためし」は「例」の意。一時的な成功を完全には否定せず、「悪による繁栄は結局は続かない」という道徳的な教訓として用いる。類形に「悪の栄えた例なし」がある。

例文

  • 不正な取引で急成長した会社も、法令違反が発覚して倒産した。まさに悪の栄えたためしなしだ。
  • 人をだまして利益を得ても長くは続かない。悪の栄えたためしなしということを忘れてはいけない。
  • 彼は一時は権力を握ったが、横暴な振る舞いの末に周囲から見放された。悪の栄えたためしなしとはこのことだ。

類義語

対義語

このことわざに使われている漢字