意地と張りは男の魂
読み方
いじ と はり は おとこ の たましい意味
男性にとって、意地を守り、自分の主張や面目を通そうとする心は、魂にも等しいほど大切なものであるという意味。信念を曲げない気概を褒める表現だが、必要以上の頑固さや見栄を正当化する意味で使われることもある。由来
江戸時代に広まったとされる言い回しで、武士や町人社会において重んじられた「意地」や「張り(張り合い・見栄・対抗心)」の価値観を背景とする。特定の成立年・初出文献は明確ではないが、近世の人情物・芝居などにも通じる男性観を表したことわざとして定着した。備考
「男」を前提とした近世的な価値観を含む表現であり、現代では性別を限定する言い方として注意が必要。意地を肯定するだけでなく、頑固さや見栄を批判的にいう文脈でも用いられる。例文
- 不利な条件でも約束を守ろうとする父は、「意地と張りは男の魂だ」と言って譲らなかった。
- 彼は意地と張りは男の魂だと考えているが、今回は仲間の助言を受け入れるべきだ。
- 祖父は、意地と張りは男の魂という時代だったから、弱音を人前で見せなかったそうだ。
類義語
- 男の意地
- 武士は食わねど高楊枝
- 痩せ我慢
- 意地を通す