損は三文の得
読み方
そん は さんもん の とく意味
一時的に損をしたように見えても、その損を受け入れることで、後にはそれ以上の利益やよい結果が得られるということ。目先の小さな損得だけにとらわれず、長い目で判断する大切さをいう。由来
正確な成立時期や初出は明らかではない。江戸時代に広く用いられた貨幣単位「文」を使い、損をしても少なくとも三文ほどの得にはなる、という商人などの経験則を表した言い回しと考えられる。「損して得取れ」と同じ趣旨のことわざとして用いられる。備考
「三文」は江戸時代の少額の貨幣単位。実際に三文だけ得をするという意味ではなく、一時的な損が将来の利益につながることを表す。短期的な損失を無条件に勧める表現ではない。例文
- 返品に快く応じたところ、その客が常連になった。損は三文の得という結果になった。
- 最初は利益が少なくても、品質のよい材料を使おう。損は三文の得で、店の信用につながる。
- 後輩に仕事を教える時間はかかるが、損は三文の得だから、将来のために丁寧に教えている。
類義語
対義語
- 得は損の始まり
- 目先の利益を追う