旅に病めば故郷を思う
読み方
たびに やめば ふるさとを おもう意味
旅先で病気になると、身近に頼れる人も少なく心細いため、故郷や家族、慣れ親しんだ生活がいっそう恋しく思われるということ。苦しい状況になるほど、自分の根拠地や親しい人のありがたさを実感するたとえ。由来
古くから伝わる日本のことわざで、特定の著作・成立年を示す確かな出典は明らかではない。交通や医療が現在ほど整っていなかった時代、旅先で病にかかることは大きな不安であり、故郷の家族や住み慣れた土地を思う人々の実感から生まれた表現と考えられる。備考
「故郷」は生まれ育った土地だけでなく、家族や自分を支えてくれる居場所も含めていう。実際の旅行に限らず、慣れない環境で孤立した際の心情にも用いられる。例文
- 出張先で高熱を出して一人で寝込むと、旅に病めば故郷を思うという言葉どおり、家族の顔が恋しくなった。
- 海外旅行中に体調を崩した友人は、「旅に病めば故郷を思うとはこのことだね」と日本の家を懐かしんでいた。
- 祖父は若い頃の長旅で病気になった経験から、旅に病めば故郷を思うものだとよく話していた。
類義語
- 故郷を思う
- 望郷の念に駆られる
- 旅愁を覚える