旅の一文は故郷の一両
読み方
たび の いちもん は こきょう の いちりょう意味
旅先では収入を得にくく、急な出費も起こりやすいため、わずかな金銭でも故郷にいるときの大金ほど貴重である、という意味。旅行中は金を粗末に使わず、十分な路銀を用意して節約すべきだという戒めでもある。由来
初出や正確な成立時期は明確ではない。貨幣単位の「文」と「両」を用いる表現であることから、近世、特に江戸時代に旅の経験や金銭感覚を背景として広まったことわざと考えられる。旅先では頼れる人や収入源が少なく、少額の金でも非常に重要になるという実感を表したもの。備考
現在では「文」「両」が古い貨幣単位のため、主に旅行中の出費は大切にすべきだという比喩として使う。実際の貨幣価値の換算を示す表現ではない。例文
- 出発前に予備費を多めに用意した。「旅の一文は故郷の一両」というから、旅先で金に困らないようにしたい。
- 財布を落としたら、千円でも大金に感じた。旅の一文は故郷の一両とは、まさにこのことだ。
- 旅行中は不要な買い物を控えよう。旅の一文は故郷の一両なので、帰りの交通費まで残しておくべきだ。
類義語
- 旅の一日、家の十日
- 旅の一文、故郷の一両