旅の始めは八十里
読み方
たび の はじめ は はちじゅうり意味
旅は、準備を整えたり出発を決心したりするまでが特に大変で、いったん出発してしまえば、すでに八十里も進んだのと同じほど大きな難関を越えたことになる、という意味。転じて、どんな物事も着手するまでが最も骨が折れることのたとえ。由来
成立時期や初出の文献は明確ではない。旅に出る前には、費用・荷物・道筋・留守中の手配など多くの準備が必要だったことから生まれた表現と考えられる。「八十里」は実際の距離を示すというより、出発前の苦労が非常に大きいことを強調する誇張表現である。備考
実際の旅行だけでなく、仕事・勉強・新しい計画など、何かを始める際の心理的・実務的な困難にも用いる。「八十里」は文字どおりの距離ではない。例文
- 新規事業は企画書を完成させて最初の承認を得るまでが大変だ。まさに旅の始めは八十里だ。
- 留学の手続きでは書類集めに苦労したが、出発日が決まると気持ちが楽になった。旅の始めは八十里という。
- 原稿は書き始めるまでに何日もかかったが、第一段落を書いた後は順調に進んだ。旅の始めは八十里とはよく言ったものだ。
類義語
- 万事始めは難し
- 始めが肝心
- 千里の道も一歩から
- 何事も最初が肝心