漢字辞典.com

検索
旅人に三日の情け

読み方

たびびと に みっか の なさけ

意味

旅人には親切にして、少なくとも三日ほどは心を尽くしてもてなすべきだ、という意味。旅先で不安や不便を抱えやすい人への思いやりを説く言葉である。また、親切にされた旅人はしばらくその土地に滞在し、その恩を忘れないという含みもある。

由来

旅人を泊めたり道案内をしたりすることが、地域の人々の重要な助け合いであった時代の生活感覚から生まれたことわざとされる。旅人は同じ土地に三日ほど滞在することがあるため、その間は情け深く接する、という趣旨である。成立した正確な年や時代、最初の出典は明確ではない。

備考

現代では、旅人に限らず、慣れない土地や環境で困っている人に親切にするという意味でも用いる。「三日」は厳密な日数というより、旅人をしばらく手厚くもてなすことを表す。

例文

  • 道に迷っている旅行者を見かけたので案内した。旅人に三日の情けというから、困っている人を放ってはおけない。
  • 祖母は宿を営んでいた頃、「旅人に三日の情けだよ」と言って、客にはいつも温かい食事を出していた。
  • 短い滞在の交換留学生にも親切にしよう。旅人に三日の情けというように、よそから来た人への心配りは大切だ。

類義語

対義語

  • 冷淡無情
  • 薄情

このことわざに使われている漢字