朝飯に懲りて昼飯を食わぬ
読み方
あさめし に こりて ひるめし を くわぬ意味
朝食で嫌な思いや失敗をしたからといって、昼食まで食べないという意から、一度の失敗や不快な経験に懲りて、同種のことを必要以上に恐れたり、すべてやめてしまったりすることのたとえ。過度に消極的な態度を批判する際に用いる。由来
日常の食事を題材にした、由来となる特定の故事・人物が明確でないたとえである。朝飯がまずかった、あるいは食べて具合が悪くなったからといって、次の昼飯まで食べないのは行き過ぎであるという発想から生まれた。成立した正確な年代は不明だが、近世以降に定着した口承的なことわざと考えられる。備考
一回の失敗を一般化して、必要な行動まで避けることを戒める、やや批判的な表現。「羹に懲りて膾を吹く」とほぼ同趣旨である。実際の食事の話にも使えるが、比喩として使うのが一般的。例文
- 一度ネット通販で失敗したからといって、二度と通販を利用しないのは朝飯に懲りて昼飯を食わぬというものだ。
- 最初の面接で不採用だっただけで応募をやめるのは、朝飯に懲りて昼飯を食わぬような考え方だよ。
- 彼は以前の投資で損をしたため、堅実な商品まで避けている。朝飯に懲りて昼飯を食わぬとはこのことだ。
類義語
- 羹に懲りて膾を吹く
- 蛇に噛まれて朽縄に怖じる
- 一度蛇に噛まれると朽ち縄にも怖じる