末は大名か乞食か
読み方
すえ は だいみょう か こじき か意味
将来どのような身分や境遇になるかは、今の段階では予測できないということ。大名のように大いに出世する可能性もあれば、乞食のように落ちぶれる可能性もある、という両極端を挙げて、人生の行く末の不確かさを表す。特に子どもの将来についていうことがある。由来
大名と乞食という、江戸時代の身分・生活上の大きな隔たりを示す二者を対比させたことばである。正確な初出や成立年は明確ではないが、近世(江戸時代)以来用いられてきた表現とされる。「末」は将来・行く末の意。備考
「乞食」は現代では差別的・侮蔑的に受け取られやすい語であるため、使用する場面には注意が必要。日常会話では「将来は分からない」などに言い換えるほうが無難な場合がある。例文
- 幼い弟はいたずらばかりしているが、末は大名か乞食かというから、将来を決めつけるのは早い。
- 今は無名の新人でも、末は大名か乞食か、どんな道を歩むかは誰にも分からない。
- 事業を始めたばかりの彼を見て、父は「末は大名か乞食かだ。思い切ってやってみなさい」と励ました。