来年のことを言えば鬼が笑う
読み方
らいねん の こと を いえば おに が わらう意味
まだ来ていない遠い将来のことを、確実であるかのように話したり計画したりするのは早すぎるというたとえ。未来には何が起こるか分からないため、先のことを断言する人を、ややからかうように戒める際に用いる。由来
「来年の事を言うと鬼が笑う」とも書く。正確な初出や成立年代は明らかではないが、近世(江戸時代)には広く用いられていたとされる。「鬼」は恐ろしい存在でありながら、あまりに先の不確かな話をする人を笑うほど滑稽だ、という誇張した表現である。備考
将来への準備そのものを否定する言葉ではなく、不確かな未来を断定したり、早まって自慢したりすることへの戒めである。相手の夢や計画を強く否定する響きにもなりうるため、使用場面には配慮する。例文
- 十年後には海外で店を開くつもりだと言ったら、父に「来年のことを言えば鬼が笑う。まずは今の仕事を頑張りなさい」と言われた。
- 来年度の人事はまだ決まっていないので、部長の就任を断言するのは、来年のことを言えば鬼が笑うというものだ。
- 彼は老後の旅行計画を細かく立てているが、友人は「来年のことを言えば鬼が笑うよ」と笑った。
- 新商品の売上を三年先まで予測しても、来年のことを言えば鬼が笑うと言うように、市場の変化は読めない。
- 結婚式の日取りは決まったものの、その後の生活まで完璧に計画するのは、来年のことを言えば鬼が笑うかもしれない。
類義語
- 明日のことを言えば天井の鼠が笑う
- 取らぬ狸の皮算用