ことわざ辞典

栴檀は双葉より芳し

読み方

せんだん は ふたば より かんばし

意味

優れた才能や人柄を持つ人は、幼い時から普通の人とは違う非凡さや将来性を示す、という意味。香り高い栴檀が、芽を出したばかりの双葉の時点ですでに芳香を放つことにたとえている。

由来

南北朝時代の軍記物語『太平記』(14世紀後半に成立)に見られる表現に由来するとされる。「栴檀」は本来、香木である白檀を指す語で、若葉の頃から香りがよいと考えられたことから、幼少期から優れた資質を見せる人物をたとえることわざとなった。

備考

子どもや若者の早くから現れた才能・品性をほめる際に用いる。才能が幼少期に必ず判明するという断定ではなく、成長の早い人を称賛する比喩である。なお、植物としての「センダン」と香木の「栴檀(白檀)」は本来別物とされる。

例文

  • 彼女は小学生の頃から全国コンクールで入賞していた。まさに栴檀は双葉より芳しだ。
  • 新人の演技とは思えないほど表現力がある。栴檀は双葉より芳しというが、将来が楽しみだ。
  • 祖父は、幼い息子が難しい本を読んでいるのを見て、「栴檀は双葉より芳しだな」と目を細めた。
  • 若手社員の提案は的確で説得力もあった。栴檀は双葉より芳しとはこのことだろう。
  • 少年時代から才能を評価されていた画家は、栴檀は双葉より芳しの例として語られることが多い。

類義語

対義語

  • 大器晩成
  • 晩成