正札に悪い品なし
読み方
しょうふだ に わるい しな なし意味
正しい値段を明示して売る品には、粗悪なものやごまかしがないということ。値段を不当に高く見せて値引きするような売り方をせず、適正な価格で商売をする店や品物は信頼できる、という意味でいう。由来
正確な初出・成立時期は不詳です。「正札」は品物に付ける正しい値段を書いた札、すなわち値引き交渉を前提としない定価表示を指します。値段を明示する商売が広まった江戸時代以降の商人社会で、正札で売る店は品質にもごまかしがないという商売上の信頼を表す言葉として用いられるようになったとされます。備考
商人の誠実さや価格表示への信頼を表すことわざです。現代では、必ずしも定価の商品が高品質であることを保証する意味ではなく、誠実な商売を評価する比喩として使われます。例文
- この店は値引きこそしないが、正札に悪い品なしというように、品質のよい商品を適正価格で売っている。
- 祖父は買い物のたびに、「正札に悪い品なし」と言って、値段のはっきりした店を選んだ。
- 派手な割引表示に惑わされず、正札に悪い品なしという考え方で、商品の質と価格を比べることが大切だ。
類義語
- 掛け値なし
- 正札付き
- 正直商売