武士の商法
読み方
ぶし の しょうほう意味
商売に不慣れな武士が商いをして失敗しがちだったことから、経験や知識のない人が事業・商売に手を出して、要領を得ず利益を上げられないこと。また、そのような商売のしかたをいう。由来
江戸時代に生まれたとされることわざである。禄高や生活が苦しい武士の中には商売を営む者もいたが、商取引の知識や客あしらい、損得の計算などに不慣れで、商人のようにうまく商売できない場合があったことに由来する。正確な初出年は不明。備考
主に、商売や事業の経験不足による不手際を批判的・自嘲的にいう。武士を一律に商売下手とみなす歴史的な表現でもあるため、相手を直接評する際は配慮が必要。例文
- 飲食業の経験がないまま店を開いたが、仕入れや値付けが甘く、武士の商法になってしまった。
- 技術は優れていても、販売戦略を考えなければ武士の商法で終わるおそれがある。
- 彼の事業計画は情熱だけが先行していて、経験者からは武士の商法だと心配された。
類義語
- 素人商売
- 商売下手
- 畑違い
対義語
- 商売上手
- 商才がある
- 手慣れた商売