死中に活を求める
読み方
しちゅう に かつ を もとめる意味
ほとんど助かる見込みのない絶望的な状況の中でも、あきらめずに生き残る方法や打開策を探し出そうとすること。「死中」は死ぬほかない苦境、「活」は生きる道・活路をいう。由来
中国の兵法・処世思想に見られる、「死地」に置かれた極限状態でこそ生きる道を見いだすという発想を背景とする表現とされる。「死中求活(しちゅうきゅうかつ)」などの漢文調の語とも関係が深い。日本で現在の形がいつ成立したかは明確ではないが、近世以降、兵法・武道や人生訓の文脈で用いられてきた。備考
「死中に活を求む」ともいう。単に幸運を待つ意味ではなく、極限の苦境で知恵や行動によって活路を探るという、強い決意を表す。やや硬い文章語・格言的な表現。例文
- 資金も時間も尽きかけていたが、彼は死中に活を求める思いで新しい販路を開拓した。
- 遭難した登山者たちは、死中に活を求めて風を避けられる岩陰を探した。
- 会社が倒産寸前でも、死中に活を求める覚悟で事業再生に取り組んだ。
類義語
対義語
- 座して死を待つ
- 手をこまねく