民は水、君は舟
読み方
たみ は みず、 きみ は ふね意味
人民は、水が舟を浮かべるように君主・為政者を支える存在である。しかし、水が荒れれば舟を転覆させるように、人民の支持を失った君主はその地位や国を保てない、という意味。政治を行う者は民意を大切にすべきだという戒めである。由来
中国戦国時代、紀元前3世紀ごろの思想家・荀子の著作『荀子』「王制篇」にある「君者舟也、庶人者水也。水則載舟、水則覆舟(君は舟、民衆は水である。水は舟を載せもすれば、覆しもする)」に基づく。日本では君主と民衆、また為政者と国民の関係を説く故事ことわざとして用いられる。備考
「君」は一般に君主・為政者、「民」は人民・国民を指す。現代では君主制に限らず、政治家や組織の指導者が支持者を尊重すべきだという文脈でも使われる。例文
- 「民は水、君は舟」という教えを踏まえ、為政者は民意を軽んじないよう努めるべきだ。
- 民は水、君は舟なのだから、権力者が人々の支持を失えば、その地位を保つことは難しい。
- その演説は「民は水、君は舟」という故事を引用し、政治は市民に支えられていると訴えた。
類義語
- 君は舟、民は水
- 水は舟を載せ、また舟を覆す
- 民は国の本