沖の暗いのに帆を上げる
読み方
おき の くらい のに ほ を あげる意味
沖合が暗く見えるのは、時化(しけ)などの悪天候が近い兆しである。そのように前途に危険や困難が予想されるのに、あえて無謀に物事を始めたり、危険な行動を取ったりすることのたとえ。由来
帆船の航海に由来するたとえ。沖が暗いときは、雨雲や時化が近づき、航海が危険になる前兆と考えられた。それにもかかわらず帆を上げて出航する行為から、危険を承知で無謀に事を始める意味になった。初出や成立した正確な年代は不明。備考
現在は日常会話での使用頻度は高くない。相手の計画や行動を「無謀だ」と批判的に評する場合に用いることが多い。例文
- 十分な資金計画もないまま店を増やすのは、沖の暗いのに帆を上げるようなものだ。
- 台風の接近が予想されるのに小舟で沖へ出るとは、まさに沖の暗いのに帆を上げる行為だ。
- 市場の需要を調べずに新製品へ全財産を投じるのは、沖の暗いのに帆を上げることになりかねない。
類義語
- 危ない橋を渡る
- 見切り発車
- 向こう見ず
- 火中の栗を拾う